理想が高いと困ること
自己肯定感を高めるヒントの話
今の会社に入るために、入社試験を3回受けた。
どうしたら3回も受けられるのかって?
大学で工業デザインを勉強していて、そのまま、デザイン入社したくていろんな会社を受けていたんです。
2007年当時は、就職氷河期。
しかも、デザインの仕事なんて一握り。
夢見た大学生
当時、グラフィックでは村上隆のデザインとか、プロダクトでは深澤直人とかのデザインが好きで、人気もあった。
村上隆は、一見ふざけたイラストなのにLOUIS VUITTONの財布デザインを手がけたり。深澤直人とかは、無印良品を初期に一気に広げていたし、デザインの力ってすごいと思っていたし、自分の専攻する学科では、周りも自分もみんな、そうなりたい!って思っていたんだよね。
理想はそうだったけど、実際は、どれだけポートフォリオ(作品)を就活で出しても通らないし、面接にも呼ばれないなんてことはしょっちゅうあった。
学科の就職率は、7割くらいで、そのうちデザインの仕事をしている人なんて1割も居なかった。
大学まで出てやりたいことができないのか!?って、その時は現実を受け入れるのにも、みんな苦労していた。
大学まで大人も、そんな現実を表には出さないから、知らなかったんだよね。ズルいよね。笑
この時、今の会社の1回目の試験をデザイン入社希望として受けた。
結果は、もちろん面接にも呼ばれない。
不合格!!!!!!!
自分の甘さを感じた大学3年
ぶっちゃけ、学校は単位を取ることと好きなことを趣味みたいにやっていたから、学んだことで、そのまま社会に出て通用するなんて甘かったんだよね。
ここで、プロ意識の低さには気づいて。
大学4年からの研究では、単なるデザインだけじゃなくて、デザインの良さを証明する付加価値として人間工学を取り入れたデザインに専門をズラした。
かっこよく言うと、デザインエンジニア。
自分の感性を否定するようで、当時はすごく嫌だったけど、生き残るため、戦う武器をつけるために、自分には必要な決断だったんだ。
1年330日、大学院で研究
就職せずに、バイトを5つ掛け持ちしながら、大学4年から修士論文までの3年間は、1年365日の内330日位は大学で研究した。
嘘みたいだけど、朝5時からバイトして、その足で大学行って、研究の合間にTA(ティーチャーアシスタント)のバイトして、帰宅してからミスドのバイトを24時までして、土日もバイト行ってから大学行って研究。
空いた時間は日雇いのバイト。
夜中から朝まで、ペットボトルの成形前の部品を検品したり、工事現場で誘導したり。
キャプテン翼のキャラクターの日向小次郎並にバイトして大学の研究費や学会発表のお金を稼いでいた。
ちゃんと研究して、大学で過去最多の10回の論文発表をして、人脈も作ったし、実績も作った。
この分野なら、日本で5本の指には入る!と自信もあった。
大学院卒で再トライ
自己肯定感も高まって、会社の入社試験を受けた。
もう、この時は自信しかない。
それでも、最終面接までいって落とされた。
2回目の不合格。
大学院での難しい研究も会社では理解されない。
これも、学びだった。
凄すぎても、ダメなんだよ、この国では。
残酷だよね。
ここまで来て、最後に取った手段が、人事に「再度、チャンスがあれば欲しい!」と、入れたメール。
内容までは覚えていないけど、とてつもなく熱いメールだったことは覚えている。
そしたら、ちょうど、2時募集をするから、最終面接を明けに来ないか?と。
そして、今の会社に入れた。
ちょっと、長くなりすぎたので切るけど、会社に入ってからもヒット商品が作りたい、自分の成果(資産)として持ちたい、起業して大きくしたい!という理想と現実のギャップが埋まらず。
苦しんでいる。
けど、そんな自分に気づきがあった。
興味ない人が多いかもしれないけど、生きた証として、自己肯定感を高める一つとして、書き残すので、頑張っている誰かに届くと嬉しい。



